

春に負けず劣らず
今年の夏は特に 猛暑も伴ってか
実に個性豊かな人々が
まるで土の中から羽化した蝉たちのように
ところかしこにポツポツと現れるもので
やっと地上に出れて
ハイテンションな彼らは
全力で声を掻き鳴らし
決して長くはない地上での時間でもって
その存在を母なる地球に
刻み付け散ってゆくのです
某駅の構内にて
いつものように改札を潜り
電車を待っていたアカリ
すると 後方から
何やら騒がしく駅員と
言い争っているような男性の声
「ダメですって!デカすぎます!」
「うるさい!切符買ってんだろ!」
「ご迷惑になりますので!
一人分じゃ足りませんから!」
「俺一人で乗るんだから一人分だろ!
急いでるんだよ!」
嗚呼、夏だなぁ…そう思いながら
私は丁度来た電車に乗り込みました
🍎アカリ🍎
ꫛꫀꪝ✧‧˚X
公式LINE
✉️arabi_akari_otoiawase@outlook.jp
ご予約詳細は🈁